千葉県南房総市の最南端にある絶景スポット『野島埼灯台』へ潜入調査!!

野島埼灯台

千葉県の房総半島最南端にある「日本の灯台50選」に選ばれる『野島埼灯台(のじまさきとうだい)』へやってきました!! この灯台は、幕末にアメリカ等の四ヶ国と結んだ江戸条約で建てる事になった8ヵ所の灯台の一つで、洋式灯台では2番目に点灯した歴史あるものです。 絶景スポットとしても知られるこの灯台をご案内致します。




野島埼灯台

「野島埼灯台」は、南房総国定公園『白浜野島埼園地』にあります。 ここは、一大観光地となっており、地元で獲れる海産物を頂けるお店が多数出ており、目で舌で楽しむ事が出来る場所になります。

灯台への入り口

先ずは、灯台の見学に向かいます。

青い道

青く舗装された約50m程の道を進み、灯台を目指します。

野島埼灯台

突き当たりにある『野島埼灯台』に到着しました。

灯台全景

野島埼灯台

『野島崎灯台』は、前述の通り慶応二年(1866)に米国、英国、仏国、蘭国の四ヶ国と結ばれた江戸条約で建設する事が決まった八か所の灯台(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、剱埼、伊王島、佐多岬、潮岬)の内の一つです。 建設は、招聘したフランス人技師のヴェルニー等によって行われ、明治二年(1870)に日本の洋式灯台として二番目に初灯火されました。 当初建造されたものは煉瓦造でしたが、大正十二年(1923)の関東大震災で倒壊してしまった為、二年後の大正14年(1925)にコンクリート造りで再建されました。 途中、太平洋戦争で甚大な被害を受けるも、再建されたものが今日に見られるものです。 この灯台のスペックは、海抜38m、高さ29mで、32キロ先まで光が到達するとの事です。




チケット

この灯台は、200円/大人を支払うことで登頂する事が出来ます。

螺旋階段 梯子

灯台の展望エリアには、螺旋階段を進んで向かいます。 私が登頂した日も年配の方々が登られておられたので、てっきり誰でも簡単に登れるものと思っておりましたが、螺旋階段部分が終わると上記右写真の様な梯子の箇所が2箇所もあり、かなり大変そうに登られておられました。 恐らく足がおぼつかない方は、登られない方が良いと思います。




展望エリア

頂上の展望エリアからの眺めは絶景です。 私は、いくつも千葉の海を見てきましたが、ココが房総の美しい海をもっとも堪能できるスポットの一つかもしれないです。

展望エリア

この灯台は、ガッシリと作られており、風させ吹かなければ高所恐怖症の私でも楽しめましたが、強風が吹けば微妙に揺れだします。 これは、結構怖かったです。

展望エリア

風が徐々に強くなってきたので、とっとと退散します。

▼きらりん館

資料館

灯台の麓には、『きらりん館』という小さな資料館(無料)が置かれております。 

資料館内

資料館内部は、それ程広くない為、簡易に纏められた灯台の歴史や野崎灯台にかんする資料が展示されております。

外人

フランス人技師のヴェルニーの胸像と共に、彼の功績を称える展示等もされております。

▼野外エリア

野外エリア

灯台の麓には、見どころスポットが満載です。 美しい海と共に、観られる景色は何処を切り取っても素敵でした。

モニュメント

▼朝日と夕陽の見えるベンチ

ベンチへの道

「野島埼灯台」へ訪れたら、絶対ココも見ておきたいスポットが有ります!!

海のベンチ

それが、コレ!! 夕陽のビュースポットとなっている海際の岩の上に置かれた『朝日と夕陽の見えるベンチ』は、岩場の狭い場所にある為、注意して登る必要が有りますが、カップルや家族で訪れて座って記念撮影に最適なスポットとなっております。 俗な SNS映えスポットです!

海を歩く

ここの灯台は、海から若干離れており、どの角度からが最も美しく撮影できるスポットなのかを探す楽しみが有ります。 ちなみに、灯台と海を合わせた撮影スポットを私は見つける事が出来なかったです。。。 良い角度があれば、教えてください。




最南端の石碑

この野島崎は、房総半島の最南端にあります。 日本の最南端とか、そういったのでも無く、千葉県の最南端というだけですので、一応撮影しただけとなります。

灯台

灯台

▼伝説の岩屋

伝説の岩屋

『伝説の岩屋』なるものも、灯台の麓の大岩にあります。 正直、良く分かっていないので、前に置かれていた案内板をそのまま解釈無しで記載します。

伝説の岩屋

「西暦1180年 伊豆から安房に渡って来た源頼朝公は勢力的に動き、この野島崎に立ち寄り矢鏃で大岩に野島山の三文字を刻んだ伝説であるが史実でもあると云われている 

この地で武運再興を願掛けている時、突然に時雨に近くの岩屋に実を寄せ雨を凌いだ この岩屋を「頼朝公の隠れ岩」と称し、この場所に深海に棲む創造の大蛸の海神を祀った 海神は海面を鎮め豊漁を授け、そして人々に幸をもたらす事であろう。 大蛸の廻りには鮑(あわび)やサザエを配し、特に中央の大鮑の殻の中に願いを掛けた賽銭を投げて、見事、貝の中に入れば開運間違いなしととの事 なぜならば貝運は開運への道の如し!」 との事です。・・・・最後の貝運の下りは要らないですよね。。。




▼さいごに

さいごに

以上で、『野島埼灯台』の御案内となります。 この場所は房総半島でも屈指の絶景が見られる素晴らしい観光スポットとなっておりました。 皆様も一度訪れてみては如何でしょうか。 御精読有難うございました。




▼アクセス

住所:千葉県南房総市白浜町白浜630