紅葉×古代地下宮殿の様な栃木県の観光名所『大谷資料館』へ行ってみた!
紅葉が美しい季節に栃木県宇都宮市の山間部にある大谷石採石場跡に造られた『大谷資料館』にやってきました!!
今回は、いつもより多くの写真で言葉少なめに古代地下宮殿の様な絶景が見られる、不思議な空間をご案内致します。
▼紅葉も楽しみながら!!
栃木県宇都宮市は北関東の中でも有数の都市として知られておりますが、とは言っても地方都市ですので車で10分も走れば住宅街が広がり、30分も走ろうものなら豊かな自然を観る事が出来ます。
「大谷資料館」がある大谷町は、そんな自然と奇岩が連なる山間の「ど田舎」です。
私が訪れた11月初旬の宇都宮市街地の木々は全く色づいて無かったですが、山間部である大谷町は若干気温が低いのかチラホラ紅葉が始まっており、一足早く「もみじ」は赤く染まっております。
また、こちらも色付きが早い「イチョウ」も美しく黄色に染まっておりました。
※完全に紅葉が始まっていなかったので、全体でみると禿た犬みたいになっていたので望遠を使い最も綺麗な紅葉をアップで撮影しております。
▼無料の駐車場
「大谷資料館」にある駐車場は無料で使用する事が出来、駐車台数も350台と大容量でゴールデンウイーク等で満車になる日以外には、訪れる時間は気にしなくても良さそうです。
でも、折角の巨大地下空間を楽しむなら朝一番の最も人が少ない朝9時頃には到着した方が良いと思います。
▼奇岩
大谷町には電車が走っていないので、訪れるにはバスなり自家用車で行くことになるのですが、町に入ったとたん写真の様な人間に削られた岩山があちらこちらにあります。
ちなみに、写真は「大谷資料館」の敷地内にある岩山です。
▼愛の泉
資料館前にある『愛の泉』なる滝には、縁結びの神様が祀られているそうですが、どうやら資料館が造ったモニュメントの様なもののようです。
▼大谷資料館
巨石に囲まれた場所にある大谷資料館の初見は、「えっ!プレハブ??」と思ってしまう程小さい建物でした。
こんな小さな資料館から、この後にみる想像を絶する世界を観る事が出来るとは思えなかったです。
▼営業時間
開館時間:4月~11月 9:00~17:00 (最終入館 16:30) ※4月~11月:無休
12月~3月 9:30~16:30(最終入館16:00)
休館日 :12月~3月:毎週火曜日休館(祝日の場合は翌日)、年末年始
▼入場料
館内には、大人:800円/小中学生:400円を支払い中に入ります。
▼資料館コーナー
入館後、最初にちょっとした資料館コーナーで「大谷資料館」の歴史や、大谷石の前情報を頭に入れておいた方がこれから観る箇所を数倍に楽しめる様になりますので、頭でっかちな資料はめんどくさいなぁ~と思ってしまう方でもチラッと見ておくと良いです!!
▼地下宮殿
資料館内にあるゲートをくぐり、地下への階段を進みます。
階段を約1分降りた所には、息を吞む巨大な地下空間が広がっておりました。
▼大谷石の歴史
これから訪れる方の為に少し前情報をお話すると、本日訪れた「大谷資料館」は元々大谷石の地下採掘場跡を再利用した資料館です。
この採掘場跡自体は大正八年頃から掘られ出したものですが、加工が容易な「大谷石」は古墳時代である六世紀頃には石棺の材料として用いられており以来、神社仏閣等の礎石等に用いられてきました。
また、重厚感とやわらかく暖かみのある風合いが人々に好まれ今でも住宅の壁や、塀に用いられております。
ちなみに加工が容易な大谷石は、そのぶん脆く2011年3月11日に発生した東日本大震災により、多くの大谷石塀が倒壊する被害が出ており、その後に補強が行われていないものは危険であると知られております。
震災後に関東で中古住宅を検討した事がある人が「大谷石」と聞くと、購入後に補強費用が掛かる脆い石だという事が頭に浮かぶ人が多いんじゃないでしょうか。
ココ大谷石地下採掘場では、昭和34年頃まで「手堀り」で石が切り出されてきており、その労力が如何に大変なものかは想像に容易いと思います。
ここでの歴史的な見所の一つが、手掘り箇所と機械彫り箇所を同時に観る事が出来る点です。
左:荒い方箇所が手掘りで掘られた跡
右:綺麗な切断面を持つ機械で掘られた跡
▼数々のアート
この地下宮殿内は、ドラクエのダンジョンの様になっており、所々にアート作品が展示されております。
写真のこの作品は、暗闇に目が慣れない段階で観ると何がなんだか分からないですが、三点倒立をしている人としゃがんでいる人のモニュメント??
また、華道家・假屋崎省吾さんによって、この地下宮殿にマッチした作品が造られ展示されております。
▼映画やテレビのロケ地
このロケに最適そうな空間では、誰でも知っているテレビや映画の撮影が行われてきました。
一例をあげるとテレビドラマ「勇者ヨシヒコ」、映画「るろうに剣心」、この他音楽PVの撮影で「X JAPAN」、「GLAY」、「三代目J Soul Brothers」、「JUJU」、「東方神起」等々そうそうたるシーンで使われてきました。
▼地下宮殿の風景
ここから地下宮殿の様な風景の写真を適当にご覧いただきます。
ここは、地下約30㍍の深さに広さ2万㎡にも及ぶ広大な空間です。
訪れた時刻は開館と同時の朝9時で未だ観光客も少なく、折角の広々とした空間を余すことなく堪能できましたが、10時に近づいて来ると観光客も増えてきて折角の地下宮殿の様な風景も台無しになってしまいますので、朝一番に訪れた方が絶対いいですよ。
暑がりには嬉しく、ここは地下にある為、年通して気温がほぼ一定しており夏場でもヒンヤリと快適に過ごす事ができるんです。
約1時間程、たっぷりと地下宮殿の様な風景を十分に堪能したあと、地上に戻ります。
▼ROCKSIDE MARKET café
坑道内を見学後に是非とも立ち寄って頂きたいのが、資料館前にある「ROCKSIDE MARKET café」です。
このカフェでは、栃木県産の食材を使ったカフェメニューや、大谷石を使った小物・雑貨等が販売されております。
散策後の乾いた喉に頂きたい紅茶はタージリンとアールグレイの二種から選ぶ事が出来、各Sサイズ350円、Mサイズ450円と観光地ながらリーズナブルな設定になっております。
僕が注文したのは、「栃木の彩り野菜とホエー豚のベーコン」のガレット/(700円)は、SNS映えは勿論の事、野菜がみずみずしくソコソコ美味しかったです!
ちなみに、今の若い人なら知ってますが「ガレット」は、そば粉を使ったクレープ生地にお肉や野菜、果物やクリームを入れて巻いた食べ物です。
このお店で作っているガレットは3種類で、僕が注文したもの以外に食事に適した「ハストラミビーフとマッシュポテト」/(700円)や、スイーツの「とちおとめとマスカルポーネクリーム」/(700円)があります。
▼さいごに
以上で、紅葉×古代地下宮殿の様な栃木県の観光名所『大谷資料館』の御案内となります。
このエリアだけで1日十分に楽しめる空間になっておりますが、秋に訪れると紅葉も楽しむ事が出来ました。
皆様も訪れてみては如何でしょうか。
御精読有難うございました。
▼アクセス
住所:〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町909
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