雪舟が作庭した庭園がある京都市東山区の『芬陀院(雪舟寺)』に行ってみた

芬陀院(雪舟寺)

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 本日は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて関白を務めた公卿・一条経通が5歳頃に父・一条内経の為に一条家の菩提寺として建立したと云われる京都市東山区の東福寺塔頭(たっちゅう)『芬陀院(雪舟寺)』(ふんだいん)にやってきました。

先生

 当寺5歳だった経通が建立したと云われるけど、建立から約4年後にはお父さんが亡くなっている事もそうだし、5歳でそんな事が出来るわけないからお父さんか、一族の誰かが発案で建立したのは確実だと思うよ。

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 ほぼほぼ、あらましはお話してしまいましたが、当寺の歴史や見所を踏まえてご案内したいと思います。




▼アクセス

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 「芬陀院」は、東福寺の塔頭(たっちゅう/子分的な事)なので、東福寺に訪れたついで参拝する人が殆どだと思われます。

先生

 京急・鳥羽街道駅から600mぐらいからの場所にあるから徒歩だと8分ぐらいで訪れる事が出来るよ。

住所:〒605-0981 京都府京都市東山区本町803

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 芬陀院は、東福寺の日下門を出て直ぐに表門が通りに面してあります。

境内

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 苔寺としても知られる当寺は、中に入ると石畳が一直線に延びており、両脇に苔の緑のじゅうたんが続いております。

▼書院

書院

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 それほど長くはない石畳の突き当りにある書院は、宝暦五年(1755)の火災後に桃園天皇の皇后・恭礼門院の御所の一棟を下賜され、移築したもので、明治32年(1899年)に改築されたものです。

▼拝観料

本堂正面

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 入口で拝観料大人 300円/小・中学生 200円を払い内部に入ります。

先生

 冬季と夏季で拝観時間が変わるから、要注意だよ。

 ※冬季 9時~16時 夏季 9時~17時

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 方丈(書院)内部は、見事な襖絵等がありますが、興味ない人には特段の魅力的なものは見当たらないです。

先生

 まーこの塔頭は、建造物とかじゃなく庭園が有名な所だからね。




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 芬陀院は、雪舟が作庭したと伝わる枯山水庭園が見所で有名な塔頭ですので、メインを観にいきます。

▼南庭(鶴亀庭)

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 先ずは、苔と石で鶴と亀をもして鶴亀庭とも呼ばれる南庭です。

先生

 ちなみに、別名で雪舟寺と呼ばれるのは、建立から約200年後の室町時代に禅僧で水墨画家の雪舟によって作庭されたこの庭園があるからなんだよ。

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 庭に面した回廊には座布団が置かれ、ゆっくりと心ゆくまで庭を堪能出来る様になっております。

▼東庭

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 では次に東庭側の回廊を歩いて、図南亭(となんてい)という茶室を観に行きます。

先生

 こっちの庭も雪舟によって造られたと云われてるんだけど、実際は東庭、南庭のどっちも雪舟が作庭したという事を立証する史料は無いんだよ。 だから、本当のところは分からないんだ。

図南亭(となんてい)

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 「図南亭(となんてい)」と呼ばれる茶室内部は、詫びさびを感じさせるこじんまりとした造りになっております。




▼さいごに

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 さいごに図南亭から東庭を観た写真となり、以上で雪舟が作庭した庭園がある京都市東山区の『芬陀院(雪舟寺)』のご案内となります。

 皆様も東福寺を訪れた際には当塔頭の庭園も堪能しに訪れてみては如何でしょうか。

 ご精読ありがとうございました。

先生

 みんなも行ってみてね!!

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