丸窓から除く美しい紅葉が京都を代表するポスターにも使われる京都市北区の『源光庵（げんこうあん）』にやってきました！！

　この寺院の行き方、入場料、見所、歴史等をたっぷりの写真と共にご案内したいと思います。

　京都駅からの『源光庵』へのアクセスは、以下の二通りが御座います。

【公共交通機関】（約４５分）
　京都駅　⇒7駅⇒　北王路駅　⇒徒歩２分⇒　北大路バスターミナル(地下鉄北大路駅)　⇒市営バス１２駅⇒　鷹峯上ノ町　⇒徒歩１０分⇒　源光庵

【車】（9キロ約25分）
　・千本通り 経由がオススメです。
　　※渋滞はコミットしてません。

　・源光庵には無料の駐車場が完備されております。
　　※「紅葉時は混雑が予想されるため、お車でのお越しはご遠慮下さいませ。」公式ＷＥＢに記載されております。

　　ちなみに、この源光庵は、かつては丹波地域と京都の中心を結ぶ街道として栄えていた鷹峯街道沿いにあり、豊臣秀吉の史跡等も見られる場所にあります。

　源光庵に到着すると『血天井』なるおどろおどろしい文字の看板があり、好奇心をそそられます。

　境内に足を踏み入れると、『総門』という真新しい門が迎えてくれます。

　この門は、後述する当寺の開山・卍山禅師の300回忌で再建されたそうです。

　そして、総門を抜け更に歩を進めると丸い窓が珍しい『山門』が出てきました。

　山門の横には『鐘楼』が置かれております。

　そして、山門を越えた所に本尊・釈迦牟尼仏及び霊芝観世音像が祀られる元禄七年（1694）建立の『本堂』があります。

　拝観料は以下の通りとなり、紅葉が見頃の11月のみ僅かに値上げがあります。

　では、庭を観ながら本堂内を拝観します。

　中庭を観ると紅葉も終盤となっており、殆どが散ってしまっておりました。

　では、次に本日のメインディッシュを堪能しに行きますが、その前に・・・

　天井を見上げると、黒い染みが見られます。

　「こんなものかぁ～」となる人も多いと思いますが・・・

　よく見ると、指先がくっきりと分かる「手形」が見えます。

　こっちは、手の甲まで分かります。

　こちらは「足裏」が見えます。

　そして、こちらは横たわった顔から胴体、足にかけての跡が見られます。

　他にも明らかに血を拭った跡なども見えます。

　はい。　生々しくグロテスクな世界だったと思います。

　源光庵には御本尊に釈迦如来が安置されております。　ベールの向こうの仏像が気になりますね。

　御本尊の横には、鳥居元忠の位牌がありその菩提を弔っております。

　そして、この寺院のメインディッシュとなる『悟りの窓』、『迷いの窓』を見学します。

　上の写真の通り紅葉が美し見えます・・・といいたいのですが、既に紅葉は既に終わってしまっておりましたので、有り合わせの画像を使った合成写真です。

　こう見えたらいいなぁとの願望です。（紅葉は桜やアジサイを見に行くのと違い、特にタイミングが難しいんです。）

　本日の実際はこんな感じに見えました。　美しさも何も無いですが・・・

さらにお堂内の散策を続けます。

　本堂裏は完全に散ってしまっておりましたが、前庭の木々は綺麗に紅葉しておりました。

　江戸時代中期の画家、山口雪渓によって描かれた見事な襖絵も見ごたえがあります。

　最後に、御朱印を頂き当山を後にします。

　以上で、恐ろしい血天井に、紅葉を覗く悟りの窓、迷いの窓のある『源光庵』のご案内となります。

　怖いもの見たさの興味本位から寺院の景観と歴史に触れてみては如何でしょうか。

　ご精読ありがとうございました。