おとぎ話“ぶんぶく茶釜“が伝わる、群馬県館林市の『茂林寺』に行ってみた
本日は、狸好きなら一度は訪れてみたい群馬県館林市にある「分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)」ゆかりの寺『茂林寺』にやってきました!!
”ぶんぶく茶釜”は、茶釜に化けた狸が人々を幸せにするハッピーな昔話だね。
ここなら、寺とか神社に興味の無い人でも楽しそう!!
どんな場所か、アクセス方法や見所をご案内致します。
▼アクセス
茂林寺へ公共交通機関で訪れる場合、東武伊勢崎線に乗車し茂林寺前駅で下車、徒歩約10分で訪れる事が出来ます。
しかしながら、徒歩では近くにある善導寺(徳川四天王の一人、榊原康政の墓所)等、他の観光スポットを巡るのに不便なため車で訪れる事をオススメします。
この寺院へは、東京駅から約85㌔程しかないから、高速に乗れば80分程で到着できるよ(渋滞時除く)!
しかも、上の写真の茂林寺の駐車場は無料で利用する事が出来るから経済的!
無料の駐車場があるなら、気軽に訪れる事が出来そうですね。
住所:〒374-0033 群馬県館林市堀工町1570
▼参道
「茂林寺」の参道には多くはないですが、お土産屋さんが立ち並んでおります。
参道がお土産屋街になっているだけで行くのが楽しそう!!
訪れたのはハロウィン真っ最中でしたので、参道の所々にいる信楽焼の狸達もコスプレをして迎えてくれます。
お土産屋さんでは、手のひらサイズの小さなものから、巨大なものまで大小様々な信楽焼の狸が置かれております。
信楽焼の狸の品揃えでは恐らく関東で最も多いと思います。
それらを欲しいか、欲しくないかは別として見るだけでもたのしいね。
▼総門(黒門)
お土産屋街を通り抜けると、当寺院の玄関にあたる通称「黒門」と呼ばれている『総門』があります。
この『総門』は、室町時代の応仁二年(1468)に建立された古いものなんだよ。
現在までには改修はされているだろうけど、恐らく建立当時の姿のままだと思うよ。
総門をくぐって境内に入ると、正面に「山門」が見え、左右に様々な狸達が出迎えてくれます。
去年に本場?の滋賀県の信楽に行ってますが、こんなに狸ずくしの寺院は、他には無いですね。
滋賀県の信楽は、寺院に狸が殆どいなくても、街中が狸だらけだったけどね。
左右の信楽焼の狸を見つつ「山門」へと歩を進めます。
信楽焼の狸と一言に言っても、それぞれの表情が異なるからコレだけで楽しいですね。
ある程度は型に入れて作っていると思うけど、最後は人間が作っているから今風の言葉で言うなら一点モノのハンドメイドだからね。
▼山門(赤門)
そして、通称で「赤門」と呼ばれている茅葺屋根を持つ『山門』をくぐります。
見応えのある立派な茅葺屋根だね。
コレも古いもので、江戸時代の元禄七年(1694)に建立されたものだよ。
▼聖観音
境内に入り拝観していると『聖観音像』が祀られておりました。
この『聖観音像』は、山門が建てられるよりも4年前の元禄三年に建立・寄進された仏像様だよ。
上野国館林村にいた高瀬善兵衛の娘が元禄元年に病気で無くなっちゃったので、その菩提の供養の為に建立されたんだよ。
▼守鶴堂
本堂の前には、『守鶴堂』という小さなお堂があります。
このお堂には、当山を開山した大林正通・和尚と共にやってきて分福茶釜を当山にもらたしたと伝わる守鶴・和尚が当山鎮守大菩薩として祀られているよ。
では、本日の目的である茂林寺の本堂に参拝します。
ちょっと余談では御座いますが、この寺院は9月中旬でも物凄く蚊が多いです。
少しでも立ち止まると蚊が寄ってくるので、訪れる際は虫よけスプレーを十分に纏ってからの方がいいです。
▼本堂
そして、山門と同様に立派な茅葺屋根の『本堂』に到着しました。
この寺院は、室町時代の応永三十三年(1426年)に大林正通・和尚によって開山された曹洞宗の寺院で御本尊に釈迦牟尼仏像が祀られています。
この本堂も古いもので、室町時代の応仁二年(1468)に建立されたんだよ。
建立から約250年後の江戸時代・享保十二年(1727)に改築を行い現在に至る貴重な建造物です。
▼宝物拝観
茂林寺は駐車場、境内拝観ともに無料となっておりますのでココまで0円で楽しむ事が出来ます。
でも、折角訪れたなら有料ですが本堂内部に展示されている本物の「分福茶釜」を見たいので拝観料を払い内部に入ります。
■宝物拝観料
大人 | 300円 |
子供 | 150円 |
■拝観時間
午前9時~午後4時 |
木曜日不定休 |
そして、貴重な宝物である「分福茶釜」実物です。
これは、狸が化けた茶釜で現在も化け続けているとされております。
この他に、本堂内部には日本各地の狸にまつわるグッズや狸の剥製等の「狸コレクション」くが展示されているよ!!
想像以上に数が多いので見るだけでも十分に楽しめるよ。
▼大ラカンマキ
そして、最後に本堂前にある群馬県の県指定天然記念物のラカンマキを観ます。
この木は、高さ約14㍍もある巨木で群馬県内で最大のラカンマキです。
この木は葉先が尖っている為、魔除けとして当寺が創建された頃に植えられたと云われているんだよ。
この寺院と寺院に訪れる人々を見守ってきた樹齢約600年の老木だね。
▼さいごに
以上で、おとぎ話“ぶんぶく茶釜“が伝わる、群馬県館林市の『茂林寺』のご案内となります。
皆様も沢山の狸に出会いにきては如何でしょうか。
ご精読ありがとうございました。
ここなら寺院に興味の無い人でも楽しめますよ。
みんなで おいでーっ!!
▼最寄り宿
ニューミヤコホテル足利本館
東武伊勢崎線足利市駅より徒歩10秒。無料駐車場もあります!最上階レストランでの朝食は眺望抜群!
326-0821
栃木県足利市南町4254-2
やろうかなぁ?やめとこうかなぁ??と悩んだら ”犯罪や人に迷惑をかける事以外、全力でやってみて下さい。”の恩師の言葉を、元にとりあえず何でもやってみる、趣味は、旅行・骨董品収集のいくちゃと申します。(最近は、ドローンも楽しいです。)
当サイトでは、旅先での出会いに感謝をし、そこで得た感動や学びを勝手に皆様と共有出来るように作っております。
ちょっとでも面白いと思って頂けたら「いいね」等はお手間が勿体無いですので、ただただ明日も見て下さい。 よろしくお願いします!!