無料で子供を連れて遊びにいける千葉県の『浦安市郷土博物館』に行ってみた
今回は「赤ちゃんを連れて遊びに行ける」をテーマに、千葉県浦安市にある『浦安市郷土博物館』に行ってきました。
この博物館は、浦安においてディズニーランドの陰に隠れてしまい知名度こそ在りませんが、施設内部のクオリティが高く、大人から子供まで楽しめ、しかも無料で遊ぶことが出来る施設となっております。
千葉県の人だけでなく、都内に住んでいる方々に連休最終日の有効活用が出来るスポットとしてご案内致します。
▼浦安市郷土博物館
『浦安市郷土博物館』は、かつて漁師町として栄えた浦安の歴史を保存をするために2001年に開館した市営の施設です。
各都市に一つは設けられる郷土資料館ですが、大半は古かったりショボかったりします。
しかし、『浦安市郷土博物館』はディズニーランドからの税収がさぞかし良いのか驚くほど立派な建物になっております。
▼屋外展示場
先ず、館内に入って直ぐに「浦安のまち」をテーマに造られた『屋外展示場』です。
この橋を渡って終戦から7年後の昭和27年頃の浦安の街なみにタイムトリップします。
▼たばこ屋
橋を渡って直ぐの右手にある『タバコ屋』は、浦安市の市指定有形文化財に指定される旧本澤家住宅で、レプリカではなく実物が移築された貴重な建物です。
建てられたのは、関東大震災から3年後の大正15年(1926年)で、たばこ屋・雑貨屋として使われてきました。
店頭には、缶の「ピース」や、「ゴールデンバッド」、「光」、「朝日」、「新生」等の当時の物が展示されており、かなり高いクオリティの展示が行われております。
また、内部も当時の生活様式を再現が行われており、これらをより近くで見れる様に家屋に上がって見学をする事が出来ます。
気になったので、トイレまで見てみると当時のボットン便所が完全に再現されており、落とし紙もしっかりと完備してます。
年配の方に昔聞いた話によると、紙が固く手でしごいて柔らかくして使用していたそうな。
また、陶器のスリッパの様なもは「厠下駄(かわやげた)」といい、ココで用便すれば床を汚さないという意味のモノで、これをスリッパの様に使った訳じゃないです。
「タバコ屋」を出て更に街並みを見学します。
中に入る事は出来なかったですが「銭湯」も再現されております。
▼魚屋
また、この町の中にある『魚屋』は、明治38年頃に建てられた旧太田家住宅が移築されたもので、浦安市の市指定有形文化財に指定されます。
このお店では、行商人相手の魚屋を営んでいたそうで、店頭には当時の魚屋が再現されております。
これを観て思い出したのが、僕が千葉に越して来たときに地元の人から、今から40年ほど前の東京から千葉間を結ぶ「千葉街道(国道14号線)」沿いでは、信号待ちの車に魚介類を販売する編笠を被った行商のお婆ちゃんが見られたという話しです。
今ではそんな商売をされている方を観る事が出来ないですが、スーパーマーケット等の物流システムが発達する前の日本では、そういったビジネスが日本を支えていたという事だと思います。
タバコ屋さんもそうでしたが、このお店も店舗付き住宅といったものでしょう。
「魚屋」を出た後、更に町の散策を続けますが、まだまだ暑い季節ですので屋外に子供を連れての見学には少々辛くなってきました。
そんな時には、「天麩羅屋」さんに入りましょう!!
ここはエアコンがガンガンに効いており、小さい子供がいても畳の上で休憩する事が出来ます。
こういうのは、授乳スペースと同じぐらい有難いものです。
商店を見学後、当時の一般の家屋内を見学します。
中庭から一つの家屋を覗いてみると軒先にはタオルが干されている等、ここでもクオリティが高く当時の生活が再現されておりました。
室内もいい感じです。
▼駄菓子屋
こういう昭和レトロな場所にくると、あったらいいなぁと思う『駄菓子屋』さんも、しっかりと完備されております。
品数も豊富で、目でも楽しめます。
小さな子供に100円を渡して買い物の練習をさせるのにもいいじゃないでしょうか。
▼船の展示室
屋外展示を楽しんだ後、常設展示される船の展示室『海を駆ける』から屋内に入ります。
この展示室では、「仮屋」と呼ばれる木造船の製造場が再現されており、浦安の海で活躍した数種類の木造船・櫓や櫂・エンジンとそれらの船を製造するのに使用した舟大工道具が展示されております。
屋内はしっかりとエアコンが入れられており、真夏に乳幼児でも連れて遊びに来る事が出来る様になっております。
※これは、乳幼児が居る方々向けには非常に重要なセールスポイントの一つですね。
▼テーマ展示室
見学順路に沿って次に訪れたのいは、テーマ展示室『海とともに』です。
ここでは、ジオラマを用いた浦安の海の生態を学ぶ事が出来ます。
また、展示室内にある巨大水槽には浦安の海で捕られたイシダイやアナゴといった魚を真側で観る事が出来る様になっております。
イシダイの間を泳ぐアナゴが非常に印象的でした。
巨大水槽の前には、水槽にいた魚達を捕まえた当時の漁具等も展示されており非常に面白いです。
今では、これらの漁具は便利に改良され、現在のものには面影が無いものも有りますが、日本の漁業の発展の歴史も併せて学ぶ事が出来る様になっております。
子供の夏休みの自由研究の題材探しに訪れるのも良いと思います。
先ほど、見た魚の卸問屋から仕入れてきたものを販売された行商の方々についてスポットを合わせた展示もあります。
今ではスーパーでパック売りされる魚も、当時はこの様なケースに入れられ販売されていたという事を学ぶ事が出来ます。
▼すてんぱれ
博物館内の展示を楽しんだあと、同じく館内にあるカフェレストラン『すてんぱれ』さんで、あさりめし(1,100円)を食べて帰るのは鉄板だと思います。
※写真撮るの忘れました・・・
値段もリーズナブルですので、4人家族で訪れても5000円もしないのが魅力のレストランです。
▼さいごに
以上で、無料で子供を連れて遊びにいける千葉県の『浦安市郷土博物館』のご案内となります。
真夏の猛暑の中、小さな子供を連れて行ける場所探しは非常に大変ですが、ココは施設も美しくオムツを交換できる場所も完備されているので、オススメの場所です。
また、近くにある市営駐車場に駐車すれば3時間以内だと無料で駐める事が出来るのも嬉しいです。
皆様も訪れてみてはいかがでしょうか。
ご精読ありがとうございました。
▼アクセス
住所:〒279-0004 千葉県浦安市猫実1丁目2−7
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