長崎県長崎市にある坂本龍馬が作った日本初の商社『亀山社中』に行ってみた
長崎県長崎市にある坂本龍馬が作った日本初の商社『亀山社中』の跡地にやってきました!!
この「亀山社中」は、土佐藩脱藩浪人であった坂本龍馬が志士として活動後、後の私設海軍となる「海援隊」へと続く日本初の商社です。
この商社は、グラバー商会等の日本に来ていた西洋の商社から薩摩藩名義で武器や軍艦等を購入し、長州藩に渡す等の斡旋を行い、それまで険悪だった薩長を同盟へと至らす切っ掛けとなる役割を担う等、日本の維新に大きく貢献した事で知られます。
そんな坂本龍馬の足跡を観てみたいと思います。
「亀山社中」があるのは、長崎の市街地から山手へと進んだ寺院が建ち並ぶ場所にあります。
この城壁の様な石垣は、大火が多かった長崎で火伏地として造られたものです。
普段は、寺院の石垣として使われておりますが有事には兵が入り防衛を行る様にもなっていたと地元のお坊さんから教えて頂きました。
▼龍馬通り
日本最古の唐寺である「興福寺」から連なる石垣沿いを歩いていると、山を上に登る『龍馬通り』と名付けられた小道が出てきます。
休みの日だと人も多いのかもしれませんが、訪れた今日は平日のどまんなかであった為、地元の人も人っ子一人いない、寂し気な道を進みます。
誰もいない道を登っていると、「大丈夫かなぁ??あっているかな??」と不安になってきますが、安心してください。
ただ、ひたすら道なりに登り続けていくと所々に写真の様な「亀山社中まで130㍍」といった看板が出てくるので、迷わず行けよ!
この道が不安になってくる最大の理由は、道中の大半が墓を横に歩いているからです。
この道の先に「亀山社中」があるというので歩きますが、もし何もなければこんな気味の悪い道は、地元の人でなければ絶対あるかないです。
人によって感じ方は違いますが、僕は結構な勾配だなぁと思って登ってましたので、結構疲れました。
この場所で、亀山社中まで100㍍!残りわずかです。
突き当りがT字になれば、ゴールです。
麓からあるいて約10分程で、辿り着ける場所となってました。
▼亀山社中
着いてみて最初の感想は「小っさ!!」と思わず、声にでちゃう「亀山社中跡」にある玄関です。
「亀山社中」は、年中無休(要確認)で午前9時から午後5時まで開館しておりますが、僕が訪れたのは午後4時30分頃とギリギリでした。
なので、大人300円/高校生200円/小中生150円を支払いとっとと中に入ります。
建物内部は、基本撮影禁止となっているので、許された箇所のみをご覧いただきます。
展示されている全ての展示物はレプリカですが、龍馬ファンなら一度は観てみたいものも沢山展示されております。
が、しかし一点非常に気になる情報を係員の方から教えて頂きました。
『この「亀山社中跡」の建物は、亀山社中が置かれた建物の可能性が非常に高いものす。』との事・・・
えーーっ、違う可能性もあるのかよっ!!
なんでも、今では有名な坂本龍馬ですが、当時はまだまだ無名の士であった為、細かいことは正確に伝わっていない事が多いそうです。
たぶん亀山社中跡だろうとの思わぬガッカリ情報を頂いた後、撮影が許される展示物をテンションが下がりながら見学です。
写真は、再現された坂本龍馬が履いていただろうブーツです。
また、高杉晋作から贈られたとされる坂本龍馬が愛用したアメリカ・スミス&ウェッソン社製のピストルの複製品と、龍馬が兄・権平から贈られ愛用した刀「陸奥守吉行(むつのかみよしゆき)」の複製品等も展示されております。
約30分の見学終了後、係の方から「坂本龍馬の名前も並ぶ木札に来場者の方の名前も吊り下げる事が可能ですよ!」と親切にお教えいただきましたが、丁重に辞退し「亀山社中」を後にします。
▼龍馬のぶーつ像
「亀山社中跡」の前には、長崎の街を一望できる展望所となっており、そこには『龍馬のぶーつ像』なる写真撮影スポットがあります。
龍馬も眺めたであろう風景を見ながら記念撮影もいいですね。
▼さいごに
以上で、長崎県長崎市にある坂本龍馬が作った日本初の商社『亀山社中』のご案内となります。
「可能性が高い」といったキーワードで僕は、テンションんが下がってしまいましたが、少なくともこの辺りに『亀山社中』が在った事は確かで、龍馬も眺めた風景が今もあるはずです。
幕末の英雄・坂本龍馬が残した足跡を辿りに訪れてみては如何でしょうか。
御精読有難うございました。
▼アクセス
住所:〒850-0802 長崎県長崎市伊良林2丁目7−24
▼近くのお宿
長崎にっしょうかん
長崎港を見下ろす高台に位置し、街側のお部屋や展望大浴場からは美しい長崎夜景がお楽しみいただけます。
850-0051
長崎県長崎市西坂町20-1
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