静岡県伊豆の国市にある近代日本の礎 世界遺産「韮山反射炉」を解説
写真、左が「鋳口」といって溶解させる鉄などの入れ口となっており、右側は「焚口」といい石炭等の燃料の入れ口です。 いま溶鉱炉の様にベルトコンベヤーの様な物が無かった当時は、この穴へ人力で投入していったのですね!
そして、高温に溶けた鉄を流し込む場所の跡がこちらです!ここに作りたい形の鋳型を設置し流し込んで作ることになります。
炉体は、外側が伊豆の特産品である伊豆石(緑色凝灰岩質石材)の組積造、内部が耐火煉瓦(伊豆天城山産出の土で焼かれた)のアーチ積となっている。煙突も耐火煉瓦の組積で、その高さは約15.7m。
反射炉の周りを歩いてみます。
韮山反射炉は、オランダから伝えられた技術書「ロイク王立鉄製大砲鋳造所における鋳造法」を下に建造されました。 鋳造した大砲の砲身の内部をくりぬく平錐台(ひらぎりだい)の動力となる用水路等も作られました。 次に用水路の見学に向かいます。
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