栃木県宇都宮市にある古代ロマンを感じる『長岡百穴古墳』へ行ってみた!
栃木県宇都宮市長岡町にある栃木県指定史跡『長岡百穴古墳』にやってきました!!
ここは、国道119号線沿いにある史跡で、車を走らせていると不意に観える不思議な古墳群です。
古墳は大山古墳等の巨大な墳墓は別として、そこらにあるのは一見すると何が何だか分からない小さな山が殆どで、言われないと分からないものばかりですが、ここはご覧の通り、横穴が無数にある珍しいものです。
まだ見たことも無い方にも分かるよう歴史と魅力をご案内致します。
▼百穴観音堂
この「長岡百穴古墳」の中心部より左手に『百穴観音堂』があり、その前には無料で使用する事ができる駐車場があります。
この御堂の創建年は不明ですが、恐らく近年に建てられたものだと思われます。
▼長岡百穴古墳
この場所は、無料で24時間訪れる事が出来ますが、民家に隣接しているので近隣の方に迷惑をかけないように見学しましょう。
また、写真の様に石を刻んで造られた階段もあり、傍まで近づき見学する事が出来ます。
凝灰岩露頭の斜面に掘り込まれた横穴群は、現在52基(東群44基、西群8基)が南を向て開口しております。
しかし、同じ場所に重複して掘り込まれている事が発掘調査によって分かっており、実際はもっと多くの墓穴があったことは確実なようです。
これらの横穴の基本形態は、羽子板型の玄室から玄門を経て直接前庭部へ続くもので、羨道に当たる物はみられない。
玄室の奥壁はアーチ型でほぼ垂直であり、玄門もほぼ同じ形で中央部が長方形にあけられております。
玄門には扉石を嵌め込んだとみられる切込みがあり、現在は無いが当時は殆どの横穴に扉石があったと言われております。
玄室各室に観音像等が彫られておりますが、これらは後世のもので造られた当時は仏教伝来がする前の頃だと思われます。
この横穴群の造られた時期は明らかではないが、全国的に横穴群が広がった7世紀前半と位置付けるのが適当であり、群衆墳の様に家族墓的性格をもったものと思われます。
穴が墳墓として掘られたのが1300年前以上昔で、玄室に刻まれた佛がいつ頃のものかも不明ですが、1000年近く昔と思われ、長い年月の間、風雨に晒されている為、細かい細工箇所は既に摩耗してしまっております。
道路側からも畑越しに百穴を観る事が出来ます。
これからも摩耗し続けるこの墳墓に刻まれている佛様は、あとどれぐらいもつのか気になります。
トータルの見学時間は、20分程度の場所ですが非常に面白い場所になってます。
▼さいごに
以上で、栃木県宇都宮市にある古代ロマンを感じる『長岡百穴古墳』のご案内となります。
宇都宮観光にドライブで訪れたなら是非とも立ち寄って頂きたい、そんな魅力ある場所になっておりました。
皆様も訪れてみては如何でしょうか。
御精読有難うございました。
▼アクセス
住所:〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町373番地
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