大自然が織りなす山梨県の景勝地『御嶽昇仙峡』に秋の絶景を観に行ってみた


本日は、名勝地の中でも価値が特に高い場所のみが指定される特別名勝地である山梨県甲府市の『御嶽昇仙峡』に紅葉を観にやってきました。

特別名勝の場所は、富士山や天橋立といった蒼蒼たる景勝地で、全国に36箇所しか指定されていないんだよ。

国内有数の景勝地である事は分かったけど、家族でも楽しめる場所かなぁ!?

本日も、行き方、歴史、見所、料金等を含めてご案内したいと思います。
▼アクセス

昇仙峡へ公共交通機関で訪れる場合、甲府駅より山梨交通バス昇仙峡滝上線に乗車し約30分(600円)で訪れる事が出来ます。
しかし、バスで訪れた場合は昇仙峡を見学後の身動きが取れないので個人的には車で訪れる事をおススメします。

昇仙峡には無料の公営駐車場があるから、そこに車を駐車して「昇仙峡渓谷循環バス」に乗り(300円)上流の昇仙峡ロープウェイまで行きます。
そこから公営駐車場に向かって渓谷沿いを歩いて下りながら戻るルートが最も楽ちんでスマートな観光方法だよ。

わざわざ車を駐車してから、乗り合いバスに乗るのは面倒くさそうですね。

乗車している時間は10分ぐらいですし、乗り合いバスでは運転手さんが面白おかしく昇仙峡をガイドしてくれるので面白いですよ。
住所:(県営無料駐車場)〒400-0081 山梨県甲府市上帯那町
▼昇仙峡ロープウェイ

乗り合いバスに乗車し『昇仙峡ロープウェイ』にやってきました。
早々に昇仙峡の渓谷沿いを楽しみたいところですが、先ずは昇仙峡から富士山までを一望できるロープウェイに乗車します。

料金は少々高くて、家族旅行で訪れると人数分で結構な出費になっちゃうね。
だから、これから案内する写真をみて、それでも折角だし乗ってみたいなって思う人以外はパスしても昇仙峡観光には問題ないと思うよ。
(昇仙峡ロープウェイ関係者の人が見ていたらゴメンナサイ。。)
料金表
大人(中学生以上) | 往復 1300円 |
片道 700円 | 小人(小学生以下4才まで) ※3才以下は無料 |
往復 650円 |
片道 350円 |

ロープウェイは、強風、降雪など悪天候時には運休になっちゃうけど、それ以外は朝9時から16時頃(夏場は17時)まで運行しているよ。
それでは、空の旅に出発ーーっつ!!

ゴンドラで空の旅を楽しみます。
しかしながら、木々は未だこれから色付く途中でした。
※昇仙峡に訪れるにあたり、某・有名紅葉サイト(紅葉で検索してトップに出てくるサイト)で調べた所、「見頃」と案内されておりましたが、騙されました・・・恐らく僕が訪れてから2週間後程が本当の見頃だと思います。
なので、全く色づいておりませんでした。
▼山頂・パノラマ台駅

約5分間の空の旅を終え、山頂の『パノラマ台駅』に到着しました。
駅を一歩出ると、それ程広くない山頂にはお土産屋さんや神社等が所狭しとギュッと凝縮されてます。

この『パノラマ台駅』からは、今日は薄っすらだけど富士山がパノラマで見えるんですね!!

暖かい日は、富士山にはモヤがかかるから、冬の空が晴れた日に訪れると綺麗にみえるんだよ!
▼八王子山八雲神社

パノラマ台駅を出て右手には、古来より鎮座すると云われる『八王子山八雲神社』があります。

永禄七年(1564)に建立されたと云われる神社内には、古来より伝わる石棒が御神体として祀られているだって。

石棒というのは、男性器を模した豊作や子宝を意味するものですね。

うん、だから夫婦和や縁結びのご利益があると云われてるんだよ。

パワースポットの『うぐいす谷礼拝所』なるものが見えました・・・
が、これと言って魅力を感じなかったので、遠目に見て後にします。
▼和合権現

次に、山頂最大のパワースポットとなるキャッチフレーズが付けられた『和合権現』なるものを見学します。

「和合」の名前からして嫌な予感がするね・・・

祠内に入ってみると・・・

やっぱりーっ

いわずとも分かりますね??
はい、男性器と女性器の様な御神木です。
そのままですが、子宝のご利益があるそうです。

高い料金を払って山頂に来たわりに・・・と不完全燃焼感がありますが、カフェスペースで20分間隔で運行しているロープウェイを待ち下山します。

なんか、悪口を言っちゃってますけどロープウェイは楽しくて乗る価値はありますよ!!(フォロー、フォロー)

ロープウェイからは「荒川ダム」をパノラマで観る事ができるよ!!
←ロープウェイの動画はこちら

ロープウェイ駅のある麓に降りてきました。
このまま昇仙峡に向かってもいいのですが、折角なのでお土産屋さんを散策しつつ向かう事にします。
▼山梨ワイン王国

外観が気になり伺ったのは『山梨ワイン王国』さんです。
建物前には黄色い観賞用のカボチャが置かれており、ハロウィン真盛りの装飾が素敵です。




フランス・ボルドー地方のワインセラーをイメージしたとされる館内では、店長のラヒムさんが様々なワインを試飲させてくれます。
恐らくフランス人だと思われるラヒムさんは日本語が流暢で、笑いを織り交ぜたトークで購買欲をそそってくれるので、訪れるだけでも楽しめます。

でも、お酒の飲めない人には面白くないですよね。

僕は車で訪れた為、今日は飲めなかったのですがワインになる前の超濃厚なぶどうジュースを試飲させてもらえました。
なので、飲めない人でも楽しめますよ!!
ちなみに濃厚なぶどうジュースは、ジュースとして考えれば少々お高い(1000円)感じがしましたが、ここでしか手に入らない逸品と考えれば味・価格ともになっとくの一品です。

世界に誇る山梨のワインが無料で試飲でき、その場で買えるのはいいね。
ついついお代わりしたくなるよ。 うぃ~っ

飲んだの??

では、お土産屋さん街をみつつ、本日のメインディッシュである「昇仙峡」本体に向かいます。
▼仙娥滝入口

この『仙娥滝入口(せんがたき)』から全長約5㌖の渓谷沿いに遊歩道が設けられており、散策する事が出来る様になっております。

ここにも、いくつかお店が立ち並んでおりますね。

仙娥滝入口からお土産屋さんの前を通り抜けてくると昇玉堂なるお堂がありました。

なんでも日本一の国産水晶玉が置かれているんだって!!
別に見ても見なくてもいいと思うけど、時間があるなら触ってみよう。

そして、更に歩いてくると『布袋尊三願掛』なる布袋様が安置されてました。
ここでは、前に置かれるお札(100円)を購入し、願いを書いて布袋様に張り付けます。
多くの人々の願いが重なり、暖かそうです。
▼昇仙峡散策路

では、ここから遊歩道にそって左手に川を観ながら渓谷沿いを歩いていきます。
▼仙娥滝

先ず最初に現れたのが『仙娥滝(せんがたき)』という名前の滝です。
前日まで降った雨の影響で、凄まじい水量が轟音で流れています。

日本の滝百選に認定されている名瀑で落差は30㍍もあるんだよ。

仙娥滝を見学後、更に遊歩道を下って進みます。
▼昇仙橋

そして、暫く歩いて中間付近にある「昇仙橋」まできました。
※写真は、昇仙橋を渡り更に降った場所からのアングルです。
ここからのアングルがこの昇仙峡で有名な景色です。 それがこちら!!
▼覚円峰

昇仙峡のシンボルとして知られる崖「覚円峰」と渓谷の景観です!!
中国の水墨画の様な光景で、圧巻のスケールが訪れた人に感動を与えてくれます。

昔々の大昔、覚円というお坊さんが畳が数枚敷ける程度の広さの頂上で修行したことから、この名前が付けられたんだって。

未だ紅葉を観る事が出来なかったですが、それでも大満足の風景を堪能する事が出来ました。

更に渓谷沿いを進んで行きます。

途中、上を見上げている人々がいましたので、僕も真似して見上げると・・・

別アングルでも迫力のある覚円峰でした。

川の方に目を向けるとトラック程もある巨石がゴロゴロしてました。

昇仙峡の至る所に落石注意って書いてるんだけど、正直気を付け方が分かんないよね。

また、仙娥滝を超え流れてくる水は豊富で、見てるだけでも飽きないです。
←ダイジェスト版の映像をどうぞ!!

マイナスイオン満載の遊歩道を更に進んでいると、道を塞いでいたであろう巨石がくりぬかれたトンネルがありました。

また、幾重にも重なった岩の層を観る事が出来るのも面白いです。

渓谷沿いを歩いているのでデコボコ道を想像されるかもしれないですが、幾つかある階段を除けば綺麗に整備されておりご年配の方でも訪れる事が出来る様になっております。

そして、お土産屋さんが見えたココが渓谷散策の終着点です。
楽しかった渓谷散策もお終いです。

あっという間だったね、渓谷散策だけど程よいお散歩程度だから気軽に訪れる事が出来るね。

一つ、大事な注意点です。 この渓谷沿いで熊の目撃情報があるそうです。
人が多い時間帯等には気にすることも無いと思いますが、早朝や夜間帯等の人がいない時間に訪れる場合は、くれぐれも注意して下さい。

クマさん等の野生の動物たちは、人間が捨てていった食べ物や、お菓子の袋等につられてやって来るから、絶対捨てちゃダメだよ。
▼さいごに

最後に、渓谷沿いの終着点からみた昇仙峡の全貌をご覧いただきながら、ご案内を終えたいと思います。

以上で、大自然が織りなす山梨県の景勝地『御嶽昇仙峡』のご案内となります。
昇仙峡の紅葉を観るのが今回の旅の目的でしたが、訪れるのが若干早く観れませんでした。
しかし、それでも美し過ぎる昇仙峡の絶景は感動が大きかったので大満足の旅となりました。
皆様も訪れてみては如何でしょうか。

きてねーっ!!
▼最寄りの宿
石和温泉 ホテルふじ
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406-0024
山梨県笛吹市石和町川中島192
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