佐賀県の幕末に明治維新を進めた肥前藩藩祖を祀る『佐嘉神社』に行ってみた
佐賀県佐賀市にある幕末の明治維新で薩長土肥の一角を担った肥前藩の藩主を祀った『佐嘉神社』に行ってきました。
※薩長土肥とは、薩摩藩・長州藩・土佐藩・肥前藩(佐賀藩・鍋島藩とも言います。)の明治維新を成した四藩を指します。
この神社は、佐嘉で先見の明を持ち明治維新の原動力を齎した佐賀七賢人の一人で佐賀藩第十代藩主・鍋島直正が亡くなってから2年後の明治6年に直正の威徳を賛え造営された事に始まりました。
今日に見られる姿になったのは昭和八年と非常に若い神社ですが、佐賀県に訪れたなら是非とも見て頂きたいと思いご紹介します。
▼アクセス
「佐嘉神社」へは佐賀駅前にある佐賀駅バスセンターから出ている佐嘉市営バス(2番系統)に乗車(約8分)し佐嘉神社前バス停で下車するか、駅前から佐賀城へと続く一本道を約15分程歩いて向かうかが一般的です。
住所:〒840-0831 佐賀県佐賀市松原2丁目10−43
新しい神社なので、それ程の規模を想像してませんでした。
しかし、境内に入るとビックリするぐらい広く幾つもの小さな社を備えた見応え抜群の神社となっております。
鳥居をくぐって直ぐに置かれる大砲は、日本で初めて佐嘉藩の手によって鋳造された「百五十ポンドカノン砲(複製)」です。
正月三が日には35万人もの人々が参る佐賀県屈指の初詣スポットになっている『佐嘉神社』は、混雑しないよう順路にそって参拝する様に整備されております。
本来は、参拝順路1番の佐嘉神社から参るのですが、お楽しみは最後に取っておく為、先ずは「松根社」へ向かいます。
▼松根社
この『松根社』は鍋島藩第十代藩主の鍋島直正公に仕えた「古川松根」をお祀りする社で、幼い頃から礼儀作法や学問、また書や絵画、和歌、雅楽の才能に優れておられたことから、「礼道、芸道、学問の神」として多くの参拝者の崇敬を集めています。
▼佐嘉荒神社
次に参拝したのが『佐嘉荒神社』です。
竈の神様である事から台所の神様として知られる「荒神様(こうじんさま)」は、一家安泰の守り神として古来から崇敬を集めております。
▼松原稲荷神社
次いで駆け足で訪れたのが『松原稲荷神社』です。
ここに祀られるのは家内安全、商売繁盛の御利益を戴ける神様です。
▼有田焼の灯篭
境内にある小さな社への参拝後、気になるものを見つけました!
有田焼の灯篭です。
有田焼は、佐嘉藩祖・鍋島直茂公が文禄・慶長の役が終わりに、慶長二年(1597)の帰朝に伴い陶工を6,7人を連れて帰ってきた事に始まります。
兵士なら捕虜としての連行ですが、陶工である点で連れてこられたという事は要は完全なる拉致ですね。
拉致によって連れてこられた李三平氏を一団とする陶工達は、日本の有田泉山に陶石を発見し李朝と同様の磁器を焼成し、今日に続く有田焼の基礎となりました。
この灯篭は拉致犯である佐嘉藩祖・鍋島直茂公を日峰公と崇め有田皿山中より御神前に奉納されたものです。
拉致してきた人を崇める・・・今で言う所の、拉致犯の首領・金正恩を崇めるようなものですかね。
▼佐嘉神社
そして、本日のメインディッシュである『佐嘉神社』の前にやってきました。
佐嘉神社には、藩政改革を行い大隈重信や江藤新平らの人材を育成した佐賀藩10代藩・主鍋島直正と戊辰戦争で官軍として戦った11代藩主・鍋島直大が祀られております。
本殿への参拝後に境内を通り抜けた所に流れるお堀の様な川辺を眺め、神社を後にします。
▼さいごに
以上で、佐賀県の幕末に明治維新を進めた肥前藩藩祖を祀る『佐嘉神社』のご案内となります。
最後に、神社側に建つ佐賀県のB級グルメとして大人気の「肉まんじゅう 鶴乃堂本舗」に立ち寄ってみます。
休日ともなると大行列が出来るお店ですが、雨が降る平日という事もあり運よく空いておりました。
大阪出身の僕は肉まんと言えば551がNo1と信じて疑わないですが、
鶴乃堂本舗さんの肉まんじゅうはジューシーでガッツんとくる食べ応えで勝るとも劣らないお味でした。
僕が店前で食べていると何んにものおばあちゃん達も買い食いしており、老若男女に愛されるお店である事が分かりました。
是非とも、皆様も「佐嘉神社」へ訪れた際には食べてみては如何でしょうか。
ご精読ありがとうございました。
▼最寄りの宿
アパホテル〈佐賀駅前中央〉(全室禁煙)
■Wi-Fi無料接続 ■50型以上大型液晶テレビ完備 ■コンビニ徒歩3分 ■コインランドリー有
840-0801
佐賀県佐賀市駅前中央2-6-14
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