世界遺産に指定される日本最古のキリスト教会『大浦天主堂』に行ってみた

大浦天主堂
 国宝・世界遺産に指定され長崎県長崎市の人気観光地となったキリスト教会『大浦天主堂』にやってきました。

 この教会の正式名は「日本二十六聖殉教者天主堂」といい、慶長元年(1597)に豊臣秀吉によって長崎で磔の刑に処された26人のカトリック信者達に捧げられた教会で開国後の幕末・元治二年(1865)に建てられた日本に現存する最古のキリスト教建築物です。

 長崎に訪れた観光客が必ず立ち寄るこの教会をご案内したいと思います。




▼グラバー通り

グラバー通り
 『大浦天主堂』は、グラバー園や中華街等長崎が誇る観光地がが密集したエリアにあり、「グラバー通り」と名付けられた坂の上にあります。

グラバー通り
 「グラバー通り」沿いは土産屋街となっており、見るだけでも楽しい通りになっております。

▼大浦天主堂の拝観料

大浦天主堂入場口
 「グラバー通り」を抜け、『大浦天主堂』前に到着しました。

 ここから拝観料を支払い入場するのですが、元々大人600円だったのが、2018年4月1日から教会内に造られた「キリシタン博物館」開設に伴い1000円と大幅に値上げされております。

 貧乏旅行を常にする僕には、少々痛い出費です。

拝観料

大人 1,000円
中高生 400円
小学生 300円
障害者 大人:300円
中高生:200円
小学生:150円

大浦天主堂
 ここから順番に、1000円のもとを取るように教会内を散策してみます。

▼キリスト教徒の発見

キリスト教発見
 この教会が作られ、もっとも大きな歴史的な事件は、日本における「キリスト教徒の発見」です。

 先ずは、日本のキリスト教の歴史を思い出してみます。

 日本にキリスト教が伝来したのは、皆さんも歴史の教科書に落書きをして楽しんだ偉人として記憶があるのではないでしょうか?? 

 フランシスコ・ザビエルさんが戦国時代であった日本に1549年に来日した事に始まります。

 ザビエルは織田信長ら時の権力者や、その土地の権力者の庇護のもとキリスト教の布教を行いました。

 通常時であれば新参の宗教は広がりにくいものですが、当時日本で最も信者が多かった仏教が堕落し邪宗となってしまっており、その事に嫌気がさしてきた人々が改宗し拡大していきました。

 また、貴族しか極楽に行けないとされた仏教に対し、誰しも神のもと平等に天国に行けるとの教えも大きく寄与したと云われております。

 それらは、時代が織田の時代から豊臣の時代へ移っても、当初は寛容に受け入れられ一般の民衆だけでなく黒田官兵衛や高山右近等の大名もキリシタン(キリシタン大名)となる等、日本に広がりました。

 しかし、豊臣時代中期頃になると拡大していくキリスト教が政権を脅かす脅威となる恐れが出だした事、またキリスト教会が日本人を奴隷貿易に売り払っていた事実等が公となる等が重なった事から、ついには禁教令(バテレン追放令)が出される様になりました。

 その弾圧は豊臣時代は比較的形式的なものだったと云われますが、この長崎では慶長元年(1597)に豊臣秀吉によってカトリック信者26人が磔の刑に処される事件もありました。

 これが徳川時代になると、より一層厳しいものとなり歴史の授業でも習った「踏み絵」等で信者を炙り出し、磔の刑等に処しました。

 そこから棄教が出来ない信者たちは「隠れキリシタン」として、約200年間もの長い間司祭もいないまま隠れながら親から子へと脈々と伝えられていく時代を経ます。

 そして、幕末の開国直後の慶応元年(1865)にココ『大浦天主堂』に信者が現れ、信仰を告白した事から、隠れキリシタンの存在が国内外で知られるようになりました。

園内
 日本のキリスト教の歴史を観たあと、目線を横に向けると境内目立つ位置に「教皇ヨハネ・パウロ二世」の像が安置されておりました。

 これは、教皇が一九八一年二月二六日午後に日本カトリック教会復興の地である「大浦天守堂」をご訪問した事を記念したものです。

 その時に、教皇は「ここは日本の新しい教会の信仰と殉教と宣教の原点です」と述べ、祝福したと伝わります。


 前情報を得て「大浦天主堂」の堂内へと向かいます。




▼大浦天主堂

大浦天主堂
 そして、いよいよ本堂内部への突入・・・

大浦天主堂アップ
 ふと見上げた西洋造りの教会に漢字で「天主堂」と書かれた文字が、なんとも違和感を感じます。

日本之聖母
 本堂前には、慶応元年三月七日に信者発見を記念し建立された「日本之聖母像」が鎮座しております。

 いざ内部へ!と内部に入っていきました・・・

 残念!! 内部は撮影禁止の為、ご覧になられたい方は、現地へ訪れてみて下さい。

敷地内
 本堂の見学後に少し敷地内を歩いてみました。

 この教会は現役の教会として多くの信者が訪れる祈りの場ですので、所々に立ち入り禁止エリアがあったり、撮影禁止エリアがあったりとします。

 なので、お行儀よく見学しないといけません。




▼キリシタン博物館


 そして、この大浦天主堂への入場料が大人600円から1000円へと大幅値上げのきっかけとなった『大浦天主堂 キリシタン博物館』エリアにやってきました。

キリシタン博物館
 この博物館は、「旧羅典神学校」「旧長崎大司教館」を「大浦天主堂キリシタン博物館」として開設されたもので、写真は国指定重要文化財『旧羅典神学校』です。

展示エリア
 展示テーマは、300年ぶりに姿を現した隠れキリシタンが信教を告白した「ワレラノムネ アナタノムネトオナジ」です。

 館内では、日本の「西洋との出会い」「禁教期・潜伏期の歴史」、そして、「信徒発見」に至る「日本リシタン史」に関する資料が展示されており、隠れキリシタンという謎に包まれた存在を学ぶに楽しい造りになっております。

▼旧長崎大司教館

展示室エリア
 そして、こちらも「キリシタン博物館」として公開されている長崎県有形文化財「旧長崎大司教館」です。

 2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録されて以来、特に注目される『隠れキリシタン』というキーワードに焦点を当てた展示は多くの観光客を惹きつけるものがあります。




▼さいごに

浦上天主堂
 以上で、世界遺産に指定される日本最古のキリスト教会『大浦天主堂』のご案内となります。

 長崎屈指の観光地には歴史深い建物と、謎に包まれた「隠れキリシタン」を知れる博物館がありました。

 皆様も、訪れてみては如何でしょうか。

 ご精読ありがとうございました。




▼アクセス

〒850-0931 長崎県長崎市南山手町5−3

▼最寄りの宿

アパホテル<長崎駅前>

JR「長崎駅」徒歩3分!県営バスターミナル隣
850-0057
長崎県長崎市大黒町2-1

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