実は天守は無かった?絶景が観られる佐賀県唐津市の『唐津城』に行ってみた
江戸時代に建てられた名城を観に佐賀県唐津市にある『唐津城』にやってきました。
この城は、江戸時代に入ってから建てられた比較的新しい城ですが、眼下の海岸の左右に広がる防風林が鶴が両翼を広げたように見える事から「舞鶴城」とも呼ばれる城です。
その新しさ故か、「日本100名城」には選出されておりませんでしたが、2017年に制定された「続日本100名城」には選出された名城です。
ちなみに、その眼下の防風林は「虹ノ松原」と呼ばれる国の特別名勝に指定される美しい海岸となっており、「唐津城」へと訪れると一粒で二度おいしいロケーションとなっております。
訪れた本日は生憎の雨+スケジュールの都合で夕暮れ時に来てしまったという全くの撮影日よりでは無かったですが、無い腕で精一杯撮影してまいりましたので、ご覧ください。
城を見るとき、少し離れて観るというのは鉄則との事ですので、唐津城の対岸から望遠で撮影しました。
きっと、晴れた昼間に撮影すれば美しい写真が撮れたんだろうと思いますが、当日の精一杯の写真です。
そして、城に近づいて見学に向かいます。
この城へのアクセスでの注意点を言うと、「唐津城」には有料の駐車場が有りますが前の道は非常に線が細く、ラッシュ時間には凄まじい大渋滞が発生します。
その為、僕も夕暮れ時というタイミングもあり、訪れるのに一苦労してしまいました。
ちなみに、この記事をアップしているのは初夏に差し掛かったGW真っ盛りですが、訪れたのは九州でも紅葉が最終盤となった12月中頃です。
なので、僅かですが紅葉も城内で撮影出来ました。
また、写真の石段を観るとご年配の方は訪れるのが不安になるかもしれませんが、この城には有料(100円)のエレベーターも完備されており、足の不自由な方でも訪れる事が出来る様になっておりますので、ご安心ください。
▼唐津城・外観
健脚を誇る僕は、エレベーター代100円をケチり雨の中石段を7分ほどで登り切り『唐津城』に到着しました。
そして、眼前に非常に立派な模擬天守が現れました。
城好きな人にはココで、「えっ!模擬天守なの??」となったかもしれませんが、当記事のタイトル通りこの「天守閣」は昭和四十一年(1966)に慶長期の様式で建築されていたと想定して建てられたです。
どういう事かとい言うと、築城当初は天守が存在したとい云われてきましたが、それを示す資料や記録が全くなく、十中八九「天守閣」は無かったものと結論付けられております。
なので、この立派な天守閣は、たぶんこうだろう~、こうだったらいいなぁ~という多くの人々に観光で訪れて欲しいという夢の中から、想像し生み出された産物という事です。
(別に貶しているとか、否定している訳ではありません。)
しかし、「天守閣」は偽物でも、「唐津城」があった事は事実で実際に江戸時代における唐津藩の藩庁ととして機能し、二の丸、三の丸は存在しておりました。
なので、城内には上の写真の様に井戸等も発掘・再現されております。
では、さっそく再現された「模擬天守」内部に入ってみます。
▼唐津城・内部
城内へは、入場料が一般500円/子供250円とリーズナブルに入場する事が出来ます。
ちなみに、入館時間は通常9:00~17:00となっており、最終入館時刻は16:40となっております。
また、休業日を公式ページでみると12月29日~12月31日の3日間だけの様です。
入場し、内部を見てみると写真の様にクオリティーが高い場所と、折角の外観からは想像出来ないほどコンクリート丸出しの雑な場所が混在する少し残念な造りになっております。(大阪城もこんな感じですね。)
入場し、こんなに係の人が必要か??と思ってしまうほど沢山の係の方に案内されながら順路に沿って先ずは天守閣最上階へ向けて登りますが、階段の途中に置かれた立て看板のアニメキャラクターが気になります。
調べてみると平成28年10月から平成28年12月までの2か月間の間テレビ朝日等で放送されていた佐賀県唐津市がモデルとなったTVアニメ「ユーリ!!!onICE」というフィギュアスケートを題材としたアニメの立て看板だそうです。
そして、城内の階段を登り切り天守閣最上階に到着しました。
さっそく、天守閣展望エリアを歩いてみて回ります。
生憎の天気に加え、夕暮れ時という事もあり最悪な写真ですが天守から海の方を観た写真です。
ぐるっと天守から望む「虹の松原」は壮観です。
さらに市街地方面を観たのがこの写真
そして、この写真で伝わるかどうか・・・
この城へと訪れて息をのんだのがこの風景です。
僕の技量の無さと訪れるタイミングの悪さが重なり微妙ですが、裸眼でみたこの風景は絶景でした。
この風景を目に焼き付け、城内展示エリアへと歩を進めます。
▼展示エリア
城内展示エリアの3分の一ほどが佐賀県唐津市名産の「唐津焼」と云われる陶器に纏わるものとなっており、唐津焼というものの歴史や製造過程を学ぶことが出来るようなっております。
また、唐津城は近くにある「名護屋城」の廃材を流用して建てられた歴史をもっており、そういった歴史も学ぶことが出来る様になっております。
また、この地を根城としていた「松浦党」と云われる武士団が平家が滅亡した「壇ノ浦の戦い」で辛勝した話等も学ぶことができ、面白いです。
そして、この城を治めた寺沢氏、土井氏、水野氏、小笠原氏といった武家の歴史に纏わる資料等も展示されており、歴史好きには堪らない場所となっております。
▼さいごに
以上で、「続日本100名城」に選出された絶景が観られる佐賀県唐津市の『唐津城』のご案内となります。
城内に設置された豊富な品揃えを誇るお土産コーナーでお土産を買って城を後にしました。
美しい景色が観られる城に皆様も訪れてみては如何でしょうか。
ご精読ありがとうございました。
▼アクセス
住所:〒847-0016 佐賀県唐津市東城内8
▼最寄りの宿
唐津第一ホテルリベール
宿泊者専用大浴場『にじの湯』オープン♪インターネット無料!ゆったり過ごせるハイセンスなビジネスホテル
847-0063
佐賀県唐津市東町1-9
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