聖徳太子によって創建された関東最古の寺院『鹿野山神野寺』へ潜入調査!
千葉は海に山にと面白い!! 本日は、千葉県君津市の山深い場所にある聖徳太子が4番目に創建したと言われる『鹿野山神野寺』へやってきました!!
この寺院は、関東最古の古刹(古寺)で真言宗智山派の寺院です。
関東に住む人でも殆どの人が知らない寺院ですが、よくぞこんな山深い場所に、これほど立派な寺院が!と参拝しがいのある場所になっておりました!!
そんな素晴らしい「鹿野山神野寺」をご紹介いたします!!
▼だから千葉は面白い!!
この日も、ノープランで千葉県内でドローンが飛ばせる場所は無いかとドライブをしていると、「関東最古の寺院」と書かれた気になる看板を発見し、立ち寄る事に致しました。
『だから千葉は面白い!!』 過去ログを見て頂くとお分かりの通り、当サイトでは千葉県をメインに観光名所を紹介させて頂いており、メジャー処は当然、マイナーな寺院までも紹介させて頂いております。
なので、「もう、千葉県における当サイトでの神社仏閣系の新たな発見は無いだろう~」と思っておりましたが、コレほどの大物が隠れているとは驚きました。
さー先ずは石段を進み、最古の寺院の本堂へ参拝です!!
▼仁 王 門
境内に入り、最初に向かえてくれたのは恐ろしい仁王様が睨みをきかす『仁王門』です。
仁王門を進んだ先の石段の更に上に「本堂」が見えました!
この寺院は、山の頂上付近にある為、石段といってもそれ高い位置にないので、御年輩の方でも気軽に訪れる事が出来そうです!
▼本堂
そして、到着しました『本堂』です!
この本堂は、調べてみると何とも古い江戸時代の宝永五年(1708年)に再建された御堂で、重要文化財に指定されております。
聖徳太子に縁のある寺院とは言え、よくぞこんな山奥にこんな立派なものを建てれたものだと感心してしまします。
本堂外陣
「本堂」内部に入ってみました。 この寺院は、推古天皇六年(598)聖徳太子の開山により始まりましたと伝わります。
地名ともなっている鹿野山は、この寺院の山号であり、太子が建立する際に沢山の野生の鹿が集まった事からインドのお釈迦様の初転法輪の地(鹿野苑)にちなみ、「鹿野山」と山名を名付けましたと云われております。
外部からこの御堂を観た時も圧巻でしたが、内部に入ると豪勢さに驚かされました!!
関東人にも余り知られていない寺院にも関わらず多くの喜捨を受けている点をみても、古代から続く古刹である事が分かります。
絢爛豪華な装飾の中でも、是非とも注目して見て頂きたいのがこの「彫刻」です。
この寺院の様に、隠れた寺院でも絢爛豪華な所は他にもいくつかありますが、そういった場合内部にまではお金が廻らないのか、外観に見合わないショボい事が多いですが、ココは内部にまで力が入れられております。
▼奥之院
本堂裏にある『奥之院』の見学に向かいます。
山深い場所にある為、鳥、風、虫の鳴き声が時折聞こえる以外、静寂に包まれた中を進みます。
この『奥之院』には、本尊として「飯縄大権現(白狐に乗った烏天狗)」が安置されています。
この御本尊は秘仏の為、普段は拝み見る事は出来ませんが、毎年10月9日10時より特別開扉されます。
奉納されている「天狗の面」の表情が怖いのから、ひょうきんなの、可愛いのとバリエーション豊かです。
▼六角堂
本堂前にある『六角堂』にやってきました。
この御堂も修復はされていますが、古く天正10年(1582年)に建立されたものです。
内部には、御本尊として「十一面観世音菩薩立像」が祀られ、両脇には、8体の諸菩薩が安置されています。
▼鐘楼堂
「六角堂」横の『鐘楼堂』も古く天正年間に建立されたものです。
普段は、一般人が鐘を打つ事は出来ませんが、大晦日の除夜の鐘を打つ事が出来ます。
▼さいごに
さいごに重要文化財に指定される『表門』をご覧いただき、当山を後にしたいと思います。
この「表門」の正確な建立年代は分かっておりませんが、推定で室町時代頃ではないかと云われております。
また、公式WEBにも記載が無く、現地で入手した情報では御座いませんが、なんでも釘を一本も使わずに建立されたとか・・・
※ちょっと自信が無いので、今後訂正するかもですが・・・ ごめんないさい。
以上で、山深い千葉県君津市にある古刹『鹿野山神野寺』の御案内となります。
古き時代から続くこの寺院には沢山の見所が満載でした。
皆様も、訪れてみては如何でしょうか。 御精読有難うございました。
▼アクセス
千葉県君津市鹿野山324−1
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