万葉集にも詠まれた「真間の井」のある弘法寺の子院『亀井院』へ潜入調査!!

亀井院

千葉県市川市真間にある日蓮宗の寺院『亀井院(かめいいん)』にやってきました。 小さな寺院ですが、境内には万葉集にも詠まれた「真間の手児奈」の哀話にも出てくる古井戸があり、「弘法寺」、「手児奈霊堂」への参拝と同時に訪れる事をおススメします。 『亀井院』に纏わる御話と共に御案内致します。




▼亀井院とは!?

亀井院

この『亀井院』は、1638年頃に弘法寺の第十一世住職である日立が、貫主の隠居寺として建立したと伝わる寺院です。 寺名は変遷しており、建立当初は清水が湧いていた事にちなみ「瓶井院」と呼ばれており、次に「弘法寺」の大檀那、鈴木長常を葬った際、鈴木院と改称します。 そして、鈴木長常の息子である鈴木長頼が1705年に、日光東照宮造営の為に伊豆から運んできた石を「弘法寺」の石段に無断で流用した事由により幕府に咎められ切腹した後、当時亀井と呼ばれていた「真間の手児奈」にちなみ、亀井院と改称され今日に至ります。

欄間

欄間に掘られた透かし彫り

欄間に掘られた龍の透かし彫りが見事だったので、特段ありませんがパシャリと一枚




▼真間井

真間井

境内には、万葉集にも詠まれた「真間の手児奈」が水を汲んだ井戸と伝えられる「真間井(ままのい)」があります。

真間井

本殿の裏に在る為、渡り廊下の下をくぐり中に入ります。 知らないで入ると不法侵入の様な気分になったので、境内を掃除されていた恐らく関係者と思わしき方に一応断りを入れて進みます。

池

本殿裏側は、庭の様になっており突き当たりに井戸が見えました。

真間井

この「真間井」の事が詠われた和歌も載る万葉集は、奈良時代末期から平安時代初期に編纂された私撰和歌集で、西暦では700年代となります。 つまりこの井戸は1300年程前から伝わる井戸という事です。 ただし、「真間井」は元々崖下の湧水であったそうで、後代に木枠が付けられたと云われております。

真間井

今は既に使われていないとの事ですが、井戸を塞ぐ板をどけてみると井戸の中には、水がありました。

ここ「真間井」を詠んだ和歌をご紹介します。

≪万葉集≫

原文:勝鹿の真間の井見れば 立ち平し 水汲ましけむ 手児奈し思ほゆ

訳文:葛飾の真間の井を見れば、水を汲む手児奈を思い出す




池

井戸の前ある小さな池

▼北原白秋

北原白秋

この寺院には、大正五年(1916年)に約1ヵ月程、詩人の「北原白秋」が住んでいたと云われております。 記念碑が置かれております。

▼真間という地名

真間という地名

ここ『亀井院』がある「真間(まま)」という地名は、崖を指すこの地方で使われていた古い方言が由来になっております。 今では埋立てが進み、内陸部にに置かれる「弘法寺」ですが、古くは崖の上に造られた寺院で、麓は海岸となっておりました。

▼さいごに

さいごに

以上で、市川市真間に伝わる美女伝説の地『亀井院』の御案内となります。 皆様も訪れてみては如何でしょうか。 御精読有難うございました。 

▼情報

宗派:日蓮宗

創建:1638年

開基:日立

▼アクセス

住所:千葉県市川市真間4-4-9

電車:東日本旅客鉄道総武本線市川駅から徒歩15分。

  :京成電鉄京成本線国府台駅から徒歩10分。

  :京成電鉄京成本線市川真間駅から徒歩10分。




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